勿論、可能であることは可能です。しかし、お勧め致しません。
と言うのも私達は、最終的により良い建物を創ることが目的で、より良い設計をすることは単にその過程の一つでしかないと考えるからです。確かに設計図があって施工者がその通りに工事をすれば問題は無い考えられるわけですが、現実には、施工不良は論外としても施工の段階で検討するところは非常に多く、その判断によっては建物の表情やイメージ、或いは機能的なところまで変わってしまう事があります。これは、施工者の良し悪しの話ではなく、設計の意図が充分施工に反映されているか否か、と言うことです。確かに工事監理を依頼しない分、全体予算が安くなると思われますが、結果的に良い方法とは言いがたい訳です。