■ 設計にあたり
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計画は成長目覚しい建設会社の新社屋です。敷地は宇都宮市内の土地区画整理事業で新しいまちづくりが進むメインストリートに面しています。
比較的業務系・店舗系の建物で構成されている通りは決して秩序ある景観とは言えず個性の競演とも言える様相です。
その仲間入りをする建設会社の建物として、特に街の景観づくりと良好な執務環境に配慮した計画が望まれました。 |
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■ ガラスの箱を持上げてできた視界の公開空地が「ゆとりある街景観」を創りだす |
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新しい街を創るうえでメインストリート景観の一端を担う建物として街景観に配慮し会社執務機能の大半を2階部に設定し、グランドレベル(1階部)の面積を最小限とし視界の公開空地を広く設けました。これにより道路上の視界を拡げ街路空間にゆとりを与えることとなります。
ガラスとアルミと石の素材構成でシンプルな執務空間となる箱を形成し内外空間に透明感を持たせることで社屋内に「街」を取り込み、街には「人の移ろい」を映しだす相互補完による人が主役となる内外風景づくりを目指しました。 |