竣工 | : | 2009年5月 |
---|---|---|
所在 | : | 小山市 |
用途 | : | 書斎 |
構造 | : | 木造 平屋建て |
延床面積 | : | 36.65㎡ |
古くは乙女河岸の旧家の建替え計画です。既に旧来の家屋の姿はないものの敷地のおもむきは伝統を物語っています。
望まれる住環境は、建て主の仕事柄アーティスティックな空間と伝統的環境、そして田園環境の融合です。
生活する姿さえもアートとして捉え、また周辺環境は建築空間を構成する重要な一要素であることを基本的な考え方として計画しています。
全体計画は母屋、書斎棟、車庫棟からなり、一期工事ではまず書斎棟と車庫です。書斎棟用地は敷地内でも一段高く、そこから望む遠くは富士山、近くは田園空間で四季折々の大地を彩ります。
建物は直線的な数枚の壁と屋根による構成で連続したり一体化したりの屋内外空間の設定、また風景を切取るピクチャーウインドウなどの設えにより多様な” 場”が生まれ、まさに周辺環境と補完関係にあるアーティスティックな住空間ができたものと思います。