IKD邸「スキップフロアーの家Ⅱ」

DATA

竣工:2009年12月
所在:茨城県古河市
用途: 住宅
構造:木造 2階建て
延床面積: 136.63㎡

設計にあたり

 計画地は古河市郊外に位置し北側道路に面しています。南側には御両親の自宅と西側には作業所建物がある敷地です。御家族は若いご夫妻とお二人のお子様で、伸び伸びと子育てし、生活を楽しむ開放的な家づくりが課題です。

スキップフロアーで連続する生活空間

 敷地の南側に御両親の御自宅が接近しているため、良好な日当たりや風通しを確保すべくリビングを2階に設定し、更に半階分床レベルをあげる事になりました。これがスキップフロアーのきっかけとなり、玄関レベルから最上レベルのリビングまで半階分づつ生活空間が連続しながら上がる構成となりました。これにより、プライバシーを保ちながら家族の気配を感じ、また工夫しながら生活の場づくりをも楽しむ開放的な家となりました。外観はそのスキップした空間を映す窓を持つシンプルな“箱”です。 御家族の賑やかな笑い声が聞こえてきそうです。