■ 設計の条件 |
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同市の公設霊園とスポーツレクリエーション施設のある公園の一角に位置しています。段階的に進む整備に合わせてのトイレ施設整備です。その中でトイレハウス1は運動場に隣接し、主にその倉庫としての機能も有し、公園の玄関先の一つにある施設です。また、トイレハウス2はその奥にある児童公園にあり、その利用形態も異なる状況にあります。 |
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メッセージを放つ箱…トイレハウス 1 |
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公園への入口であると言う場所の持つ性質上、公園の心地良さと霊園の重さを表現できればと考えました。男女に分かれたガラスブロックの箱とそれに絡む各種自立壁により、エリアの特徴づけをしています。夜ともなるとガラスブロックの箱から光が放たれ、灯篭のイメージをも想像させます。 |
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視線を通す…トイレハウス 2 |
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場所が運動場から奥に児童公園そして更に奥の雑木林の緑へと続く、景観の流れる途中に計画用地がありました。その為、極力、視線を遮らないようにまた、存在感を抑えたフォルムが望まれました。さらに児童公園にあることで、どうしても危険を伴いがちな死角ができるため、必要最低限の目隠し機能だけを設け、あとは全て視線を通すことも必要とする形態でした。 |