1999年竣工

所  在:栃木県小山市
用  途:歯科医院
規模構造:木造 平屋建て
       (延床面積:140.12u)

設計の条件
 同市の環状線道路が整備され交通量が徐々に増加しつつある道路に面した市街化調整区域内に位置しています。クライアントは同市の市街地内において10年来歯科医院の実績があり、あらためて将来を見据えての移転計画です。
ボリューム感と存在感を高める
 小規模な歯科医院だけの建物である為、周囲が開けている環境では非常に小さな存在になり、ともすると品疎なイメージさえ与えかねないと危惧されました。隣地がガソリンスタンド、もう一方の隣地は何も建てる計画がないため、道路から奥にやや長い敷地に奥に建物を配置し、手前の駐車場から連続したイメージづくりをしました。また、診療部空間を高く設定し上部の大きな開口から充分な光がそそぎ込み、夜は室内の光を放ち、建物のボリューム感と存在感を高めました。