竣工 | : | 2017年5月 |
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所在 | : | 鹿沼市 |
用途 | : | 歯科医院 |
構造 | : | 木造 2階建て |
延床面積 | : | 199.50 ㎡ |
施工 | : | (株)小堀建設 |
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設計担当 | : | 山中邦之(元所員)、大島由里子(元所員) 柳 裕斗 |
構造設計 | : | 正木健太(正木構造研究所) |
鹿沼市内の新興地に建つ歯科医院の計画である。計画地は、歴史ある古くからの市街地から離れた沿道型商業施設が連たんする交通量の多い幹線道路沿いにあり、北側道路に対して広い間口が特徴の敷地である。
計画においては、スタッフと患者さんの完全動線分離型の平面構成とし、道路沿いに診察室と平行した細長い待合スペースを設けた。この待合ゾーンは道路側を全面ガラス張りとし街に開き道行く歩行者や車両にとって興味と親近感を生み、更に内部の木製の天井や壁による温かい表情で街景観に参加している。片流れ屋根のシンプルな構造の中で軒桁を傾斜させることでガラス開口高さに変化が生まれ、また出寸法をコントロールした庇や、歯形をイメージしたキッズブースなど個性的な外観とし、沿道の新たな存在感のある顔として親しまれていくことを期待します。