2001年竣工

所  在:栃木県小山市
用  途:店舗(イタリアンレストラン)
規模構造:木造 平屋建て
       (延床面積:147.81u)

設計の条件
 小山市の中市街地に位置しています。ケーキショップを経営するクライアントが新規に開店するイタリアンレストランの計画です。素朴さと暖かを感じる店づくりを望まれ木や塗壁の素材感を好まれ、殺伐とした市街地のオアシス?的なイメージを望まれました。周辺はメインストリートにはマンションやオフィスビルが並び、敷地はメイン通りから1本入った東南の角地に位置しており、日当たりも良好な明るさを感じる敷地です。
街路でつながる4棟の“家”
 素朴さと暖かさを演出する上で、あまりボリューム感は必要とせず、南ヨーロッパの田舎町の一角をイメージしながらが、計画の基礎となりました。建物は4棟の大小の建物から構成され、間の通路は言わば街路と想定し、それぞれの機能を持った建物にアプローチすると言う形態をとりました。いわゆる「客席の家」「厨房の家」「水廻りの家」が寄り添って建っている考え方で、状況(環境)を把握しやすい人間のスケール感で構成しました。外部に伸びる木製デッキや木製目隠し壁、木漏れ日が素朴さと暖かさを演出してくれています。