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建主の概要 |
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保険コーディネーターのご主人とファッションブティックを経営する奥様のご夫婦、そして子供2人の4人家族です。 |
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■ 敷地状況 |
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JR小山駅から徒歩で約5分、周辺は旧来の木造住宅が徐々に店舗やマンションに建てかえられつつある中心市街地に位置しています。東南の角地であり視覚的にも認識しやすい敷地です。 |
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設計についての要望 |
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1階がファッションブティック、2、3階を住宅としての建物です。ご夫婦ともそれぞれ経営者として、忙しい毎日をおくられています。2人の子供達も徐々に独立心が芽生え、当然、家族で過す時間は極めて少ない状況です。しかし、家族としての考え方は、家族の各自がそれぞれのスタンスで自立した上で家族愛が育まれる。との考え方で要望の第1には、家族のコミュニケーションをとる機会が増えるような住まいづくりを要望されました。これは、会話を通してだけのものではなく、家のどこにいても・どこからでも家族の気配を感じることができる「いえ」のことです。 |
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家の中に風景をつくる |
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家族の気配を感じると言うことは、当然、視覚的なことや聴覚的な認識が必要となります。そこで計画において間仕切や建具を少なく、しかも自立した家族の各自のプライバシーは保ちつつ空間を“つなぐ”ことを考えました。多彩な光と影の家の中で見え隠れすし、歩く音や楽しむ音が聞こえる、家族が織りなす生活さえも大切な“いえ”のなかの風景として感じることができる空間づくりに努めました。 |
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表情をつたえる開口部 |
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建物の表情づくりにおいて、街の中でブティックとしてのイメージを損なわないように、住宅の表情を抑えました。多彩な開口部は、外から中の風景づくりに、内から外の街に表情をつくる役割を果たしているものと思います。 |